さーて、新年あけましたの動植物紹介です💡
徳之島唯一のツチトリモチ属(群島内だと他に、奄美大島にユワンツチトリモチって固有種もいます。)であります、キイレツチトリモチを今回はピックアップ💡
名前の由来は、鹿児島本土の喜入町で初めて見つかったためで、鹿児島県では準絶滅危惧種に指定されています。
なぜ絶滅危惧種になっているかと言うと、やはりそのメンドーな繁殖に由来していると思われます。
一見キノコのようにも見えますが、立派な植物(キノコと植物の違いを知らない人のために一応補足、サンゴとワカメ、人間と鳥くらいの違いがあります。)で、寄生植物(他に、ヤドリギやナンバンギセルがあります。)というジャンルになるのですが、寄生する宿主に生息を依存し、雌雄同株なのは幸いですが、ヤドリギなどと違い、葉緑素を持たないため、自身でエネルギーを生産することができず、種子は発芽後、宿主の根に辿り着けて初めて成長することができるという、極めて哺乳類臭い、いや、人間臭い植物だと言えます。
そんなメンドーな暮らしぶりな彼らにもおそらく何か役割(研究中らしいです)があり、生物多様性の端を担っています。
島の多様な生物層を紐解き、一つ一つ理解していくことで、新しい側面や奥深さを見つけることがあります。
そうやって、日々の島暮らし、充実したものにしていきたいですねー。
そうそう💡 ちょうど今の時期、各地域の林縁にて見掛けることができるので、是非探してみてください🙌
でわでわ。